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DATE: 7/13/2022

PRESS RELEASE

Ansys、Achronix社のプログラマブルチップの高帯域幅設計を可能に

Achronix社は最新のFPGAの開発とサインオフのためにAnsysのマルチフィジックスシミュレーションソリューションを採用


主なハイライト

  • Achronix社はAnsysの半導体シミュレーションソフトウェアを活用し、最新のチップ設計におけるIPブロックなどの熱信頼性およびパワーインテグリティを確保しています。
  • Ansysのマルチフィジックスシミュレーションポートフォリオは、大容量で高いスケーラビリティを有する複雑な半導体設計に対する包括的なソリューションと検証機能を提供します。

ペンシルベニア州ピッツバーグ、2022年7月13日 ― ハイパフォーマンスFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および組込みFPGA(eFPGA IP)のリーダーであるAchronix社は、Ansys(NASDAQ:ANSS)のマルチフィジックスミュレーションを活用して、最新のFPGAであるSpeedster®7t AC7t1500 FPGAのサインオフに成功しました。Ansysを使用することでAchronix社は、先進の7nmシリコン技術を用いた最新のプログラマブルチップの熱信頼性とパワーインテグリティを確保しました。この技術により、AI、機械学習(ML)、ネットワークインフラストラクチャ等の処理負荷の大きい高帯域幅での性能が実現されます。

個々の高性能チップによって消費される大量の電力のために、設計を成功させるためには温度の制御と感度が非常に重要となります。製品の性能と安全性を確保するために、Achronix社はAnsys® RedHawk™Ansys® Totem™を用いてチップのIPブロックのパワーインテグリティと熱信頼性を検証するとともに、Ansys® Pathfinder™を用いて静電気放電(ESD)回路を解析しています。

Achronix chip

「7nmシリコンプロセス技術への進展により当社のデバイスの性能は高まりましたが、一方でマルチフィジックスによる検証の必要性が増しました。そのため、当社のSpeedster7t AC7t1500 FPGAで電源、熱および信頼性サインオフのチェックを幅広く行える、高忠実度で高機能なAnsysプラットフォームを使っています。私たちは今後もSpeedcoreを組み込んだFPGA IP開発等のさらなるプロジェクトにおいてもAnsysのソリューションを信頼して使用し続けます。」(Achronix社、ハードウェアエンジニアリング部門バイスプレジデント、Chris Pelosi氏)

Ansys RedHawk, TotemおよびPathfinderは電子システム設計用のビッグデータ解析プラットフォームであるAnsys® SeaScape™の上に構築されたもので、何千ものCPUコアによるクラウド上での実行が可能です。このクラウドネイティブなアーキテクチャは、CPUのパワーと組み合わせて、大容量とスケーラビリティを備え超大型のフルチップのパワー解析が可能です。

「最先端で高機能な半導体の開発には、複雑で高速な電子的および熱的効果を高精度で予測する最先端で高機能なツールが必要です。Ansysの広範囲なマルチフィジックスシミュレーションポートフォリオを、クラウドネイティブなプラットフォームと最適化ツールと組み合わせることにより、いつでもお客様は最先端の半導体技術の設計と性能を向上させ、同時に設計リスクと製品の障害を削減することができます。」(Ansys、バイスプレジデント兼半導体、電子および光学ユニットジェネラルマネージャー、John Lee)

Achronix Semiconductor社について

Achronix Semiconductor社は、カリフォルニア州サンタクララに本拠を置くファブレスの半導体企業で、高性能で計算集約型のリアルタイム処理アプリケーションに対応したハイエンドのFPGAベースのデータ高速化ソリューションを提供しています。Achronix社は高性能で高密度なスタンドアロンFPGAとライセンスされたeFPGA IPソリューションの両方を扱う唯一のサプライヤーです。Achronix社のSpeedster®7t FPGAおよびSpeedcore™ eFPGA IP製品は、AI、機械学習、ネットワーキングおよびデータセンターアプリケーション向けのアクセラレータカードであるVectorPath®を使うことによりさらに性能が向上します。Achronix社のすべての製品はAchronix Tool Suiteに完全に対応しており、お客様は独自のカスタムアプリケーションを迅速に開発することができます。

Achronix社はグローバル企業で、米国、ヨーロッパおよびアジアに設計と販売チームを有しています。詳細はwww.achronix.com.をご覧ください。

Ansysについて

ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、エンジニアリングシミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えたエンジニアリングシミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、 https://www.ansys.com/ja-jp をご覧ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。

アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のエンジニアリングシミュレーションソフトウェア、およびシミュレーションによるソリューションを日本のお客様に提供するために、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。