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Ansys Motor-CAD
電動モータ設計ソフトウェア

Ansys Motor-CADは、速度-トルクの全動作範囲にわたる高速マルチフィジックスシミュレーションのための電動モータ専用の設計ツールです。

速度-トルクの全動作範囲にわたる高速なマルチフィジックスシミュレーション

Motor-CADを使用することによって、設計エンジニアは、全動作範囲でモータのトポロジーおよびコンセプトを評価し、性能、効率およびサイズが最適化された設計を作成できます。Motor-CADソフトウェアを構成する4つの主な機能(EM、Therm、Lab、Mech)はマルチフィジックス計算の迅速な反復実行に対応しているので、コンセプト設計から最終設計までにかかる時間を短縮できます。

  • Motor-CAD
    広範囲にパラメータ化されたカスタマイズ可能なテンプレート
  • Motor-CAD
    フルオペレーティングレンジ設計
  • Motor-CAD
    ビルトイン電磁界、熱、構造ソルバー
  • Motor-CAD
    コンポーネントの定常および非定常の温度計算

クイックスペック

高速な計算と効率的なデータ入力プロセスによって、 Motor-CADユーザーには時間的な余裕がもたらされ、設計の初期段階でさらに多くのモータトポロジーを検討すると同時に、詳細な損失と熱の影響を十分に評価することが可能になります。

  • テンプレートベースの磁気のトポロジー
  • 2次元有限要素法解析と分析的手法の組み合わせ
  • DXFインポートおよびスクリプト可能なジオメトリ
  • CFD、FEA、経験的相関
  • テンプレートベースの冷却トポロジー
  • 温度依存性の考慮
  • マルチスライススキュー
  • 効率マップと損失マップの作成
  • 3次元熱-流体連成
  • 2次元有限要素法解析
  • 定常状態および非定常の温度

2024年7月

新機能

Ansys Motor-CADでは、モータ設計をさらに革新する新しいアダプティブテンプレート機能と、より高い精度を達成できる忠実度の高い効率マッピング機能が追加されました。

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新しい冷却方法

自動車分野で広く採用されている3つの新しい冷却オプションが追加されたことで、モータ設計をより正確にモデル化できます。オプションの追加により、新しい冷却方法を検討できるようになりました。

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アップグレードされたワークフロー

アダプティブテンプレートジオメトリ機能がさらに強化されたことで、柔軟性が向上し、イノベーションを迅速かつ容易に進めることができます。組込みのPythonコマンドを使用することで、テンプレートをカスタマイズしたり、カスタムのジオメトリパラメータを追加したりできます。また、独自のIPライブラリを構築することもできます。

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電磁界解析の強化

誘導モータ設計の偏心率をモデル化できます。静的および動的な偏心率を計算して、騒音、振動、ハーシュネスへの影響を解析できるようになりました。また、ハイブリッドFEA法を用いて、近接効果の損失や表皮効果の損失を計算できます。これはリッツ線にも使用できます。

Motor-CAD機能

電動モータ設計向けの統合されたマルチフィジックス解析ソフトウェア

開発サイクルが短くなる中、モータの設計者は、後になって問題が発生しないという確信をもって、設計に関する意思決定を迅速に下すことが要求されています。高速な計算と効率化されたデータ入力プロセスが提供されることで、Motor-CADのユーザーには時間的な余裕ができ、設計の初期段階でさらに多くのモータトポロジーを調査して、詳細な損失効果による影響を十分に評価できるようになります。

Motor-CADソフトウェアの直感的なテンプレートベースのセットアップと、マルチフィジックスに関する技術が組み込まれていることで、設計プロセスが簡素化され、電磁界、熱、構造といった特定の経験を求めて複数のチームに頼ることも減ります。その結果、モータ設計者は自身が携わる設計をより詳細に管理できるようになります。 

 

主な機能

Motor-CADは高忠実度の2D/3D解析機能を提供し、端効果、減磁、コアロス、ヒステリシス、その他の重要な磁界現象の解析、運転時の熱外包の計算、モータ冷却システム全体の設計が可能になります。

  • テンプレートベースの電磁界および熱設計
  • 電磁界 -熱双方向連携
  • 弱め界磁向け設計
  • 連続トルクとピークトルクの温度依存性シミュレーション
  • 製造効果とハウジングインターフェース
  • 比率に基づく最適化
  • 磁力解析
  • ロータ応力解析

Ansys Motor-CADはAnsys Maxwellに接続して、高度な2Dおよび3D電磁界解析を行います。電動モータの騒音と振動、および(心理音響)サウンド予測のために、Ansys Motor-CADはMechanicalおよびVRXPERIENCEと統合されています。また、Ansys CFDソルバーと接続し、冷却システムの設計と解析に空冷、水冷、オイルベースの冷却技術を活用し、Motor-CADの熱解析モデルへのフィードバックを提供します。

包括的で強力なジオメトリテンプレートにより、電動モータ全体の設計空間を探索することができます。テンプレートは、非常に広範囲の電動モータテクノロジー、トポロジー、冷却システムを網羅します。比率ベースのパラメータ化オプションは、パラメトリック設計の最適化にこれまでにない機能を提供する新しい追加機能です。

設計当初からのマルチフィジックス解析とビルトイン制御アルゴリズムを組み合わせることで、非定常のドライブサイクルや定常状態での温度影響を考慮した仮想テストが可能です。

最新の電動モータの設計では、トルク/速度の全動作範囲での性能解析が必要です。Motor-CADを使用すると、設計者は弱め界磁挙動など、動作範囲全体にわたる設計の性能を簡単かつ迅速に解析できます。

ピークおよび連続トルク/速度特性などの完全なマルチフィジックス性能要件に対して、設計を迅速に評価することができます。

電動モータのシミュレーションでは、製造効果や、製造プロセスの変動が性能に与える影響を理解する必要があります。Motor-CADは、エンジニアが製造効果を適切に構成するための知識を組み込み、製造変動が性能に与える影響を理解するための簡単な感度解析を可能にします。

Motor-CADは電動モータ設計の最適化に使用するのに理想的なツールです。比率ベースの優れた最適化により、設計空間を容易に探索することができます。また、連成されたマルチフィジックス解析により、完全な性能仕様に対する各設計候補を評価することができます。

全動作範囲において、磁力を時間と空間の関数として自動的に抽出し、可視化できます。設計のNVH解析が可能になります。

高速で自動化された有限要素法ベースのロータ応力解析により、ロータ設計を容易に最適化し、電磁界性能と機械的制約の間のトレードオフを実現することができます。

Motor-CAD リソース & イベント

注目のウェビナー

On Demand Webinar
Ansysウェビナー
電動モータのNVH挙動のマルチフィジックス最適化

騒音、振動、ハーシュネス(NVH)は、モータの設計と最適化を行う際に考慮する必要がある重要な要素です。Ansys Motor-CADとAnsys optiSLangを組み合わせて、モータの電磁界、熱的、および構造要件に加えて、モータの騒音を最適化する方法をご紹介します。設計の成熟度が高まるにつれて、Ansys Mechanicalから得られる構造情報を使用して迅速な構造解析モデルを改善し、解析の忠実度を向上させつつ、解析時間を短縮することで、設計の最適化を迅速に行うことができます。

On Demand Webinar
Ansysウェビナー
高速な電動モータ設計 - 性能仕様に対する誘導モータの評価

連続トルク/速度特性やドライブサイクル効率など、完全な仕様に対してマルチフィジックス解析を使用して、Ansys Motor-CADが候補となる誘導モータ設計を迅速に評価する方法をご覧ください。

Webinar Series
Ansys電気機械ウェビナー
電動モータ開発プラットフォームのウェビナーシリーズ

このウェビナーシリーズでは、概念設計および開発、冷却システムの開発、ノイズ、振動、ハーシュネス(NVH)、またはシステムレベルの最適化など、電動モータの設計のあらゆる側面を網羅するソリューションを紹介します。


ホワイトペーパー & 記事

Ansysホワイトペーパー:電動モータ

EVパワートレイン用電動モータの性能解析

Ansys Motor-CADシミュレーションによって、磁石埋め込み型(IPM)、誘導磁石(IM)、または巻線界磁形同期(WFSM)のいずれがEVに最適なモータ設計であるかを判断する方法について説明します。


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