Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
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DATE: 6/8/2022
PRESS RELEASE
新製品Ansys® Totem-SC™ およびAnsys® PathFinder-SC™ により、自動車、5G、HPC向け半導体の電源品質と信頼性を最適化
ペンシルべニア州ピッツバーグ、2022年6月8日 – Ansys (NASDAQ: ANSS) は電源品質の、Ansys® Totem-SC™と静電気放電(ESD)の信頼性サインオフのためのAnsys® PathFinder-SC™の二つの半導体製品を発表しました。これらの新製品は、既存のTotem™とPathFinder™を、分散処理用ビッグデータプラットフォームAnsys SeaScape™に統合することにより、大幅な高速化と大容量化を実現しています。これは、マルチフィジックス・エンジニアリングシミュレーションを実現するためにオープンでカスタマイズ可能な設計プラットフォームを採用するというAnsysの戦略的コミットメントを強化するものです。
Totem-SCは、SeaScapeプラットフォーム上に構築され、今日の非常に大規模なメモリおよびアナログ・ミックスドシグナル設計において増大する電源品質解析の課題に対応しています。SeaScapeは、ビッグデータ技術を利用した大規模データプラットフォームであり、拡張性の高いエラスティックコンピューティングを実現し、マルチフィジックス解析を容易にします。Totem-SCは、CMOSイメージセンサ、DRAM、フラッシュメモリ、FPGA、高速トランシーバなどの次世代設計におけるダイナミック電圧降下サインオフに関して、平均10倍以上の高速化を実現しています。
「電源ノイズは、画素性能に直接影響を与えるため、当社のCMOSイメージセンサにとっては非常に重要な指標です。Totem-SCは、標準的な低容量メモリ機で行う当社の高解像度センサー設計において、大容量IRサインオフ・ソリューションを提供してくれています。その忠実性の高い結果のおかげで、私たちは、より良い最終製品のために、設計を極限まで最適化できるという自信を持つことができています」( Samsung Electronics、コーポレートVP、Seonil Brian Choi氏)
PathFinder-SCは、静電気放電(ESD)や電圧スパイクによる損傷からチップを保護するために、すべてのチップに存在する保護回路を検証するための大容量ソリューションを提供しています。シリコン技術が7nm以下にまで微細化し、これらの小さなトランジスタを重要なESD回路で保護する必要があるため、その回路をPathFinder-SCによって検査、検証、サインオフする技術はますます重要なものとなってきています。SeaScapeにより、PathFinder-SCによる超大型SoCのターンアラウンドは10倍高速化され、人工知能、イメージング、ネットワーキング、5Gおよび6G通信などの今日の大型高速半導体設計に最適なものとなっています。
「設計が大規模になり、予測精度への要求が厳しくなるにつれ、ESDサインオフの難易度はますます高まっています。PathFinder-SCが提供する優れた根本原因解析とマルチフィジックス解析機能を備えた大容量のESDサインオフ・ソリューションによって、納期に遅れることなく納品することができています」(Samsung Electronics、マスター(技術担当VP)、Chanhee Jeon氏)
SeaScapeのビッグデータ用エラスティックコンピューティングアルゴリズムは、通常スペックのPCを使用し、巨大なメモリを持つ大型マスターノードを必要としないため、拡張性のある分散展開に理想的です。SeaScapeプラットフォームは、Pythonベースのカスタマイズ可能なユーザーインターフェース(UI)を通じて、ユーザーが他のツールや独自のアルゴリズムを統合できるオープンプラットフォームアーキテクチャとなっています。
「今日のチップや電子システムの設計では、ますます複雑化するマルチフィジックス解析とシミュレーションが問題であり、その解決には幅広いツールが必要とされています。Ansysは、SeaScapeのようなオープンで拡張可能なプラットフォームを提供することにより、初期のプロトタイプ作成から製造サインオフまでのすべての工程において、ユーザーが製品設計のシミュレーション、解析、最適化に最良なツールを使用できると強く確信しています」(Ansys、半導体・エレクトロニクス・光学ビジネス担当VP兼GM、John Lee)
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、エンジニアリングシミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えたエンジニアリングシミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、 https://www.ansys.com/ja-jp をご覧ください。
Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のエンジニアリングシミュレーションソフトウェア、およびシミュレーションによるソリューションを日本のお客様に提供するために、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
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