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DATE: 5/16/2023

PRESS RELEASE

Ansys、Diakopto社買収に関する正式契約を締結半導体設計向けマルチフィジックス シミュレーションのポートフォリオを拡大へ

買収により、Ansysの既存のサインオフソリューションを補完し、集積回路(IC)設計者は設計工程の早期段階で予め問題点を検出可能に 


主なハイライト

  • AnsysのポートフォリオにDiakoptoのソリューションが加わることで、Ansysを使用して高性能な集積回路を開発するエンジニアに競争的優位性を提供
  • 市場をリードするDiakopto独自の製品がAnsysの既存ソリューションを補完し、両社の製品を組み合わせることで、開発者は設計を最適化して、製品の市場投入までの期間を短縮へ
  • 買収は、契約に伴う一般的諸条件を満たしたうえで、2023年第2四半期中に完了する見通し

ペンシルべニア州ピッツバーグ、2023年5月16日 ― 革新的なエンジニアリング シミュレーション ソフトウェアのグローバルリーダーであるAnsys (NASDAQ:ANSS)は、本日、Diakopto社買収に関する最終契約を締結したことを発表しました。Diakoptoは集積回路(IC)開発を加速する差別化されたEDAソリューションを提供しており、レイアウト寄生に起因する重大な問題の解消に重点を置いています。今回の買収は、契約に伴う一般的諸条件を満たしたうえで、2023年第2四半期中に完了する見通しです。この買収はAnsysの2023年度の連結財務諸表に重大な影響を与えない見通しです。

Diakoptoは、近年、IC設計の一層の複雑化に伴って生じている想定外の影響に対処する製品を開発しています。半導体の設計には先端プロセスノード技術が用いられるようになっており、配線間の寄生効果のためにパフォーマンスや信頼性、機能性など、設計上の制約が生じています。市場をリードするDiakoptoの製品は、半導体業界を代表する企業を始め数十社に採用されており、幅広いアプリケーションに用いられています。

Ansysは今回の同社買収によって、設計エンジニアの「シフトレフト」を支援すると同時に、設計サイクルの早い段階での配線寄生問題検出を可能にします。Diakoptoの製品は、設計エンジニアがこうした問題を修正できるよう実行可能なアナリティクスを提供するという、これまでにはなかった機能を備えています。エンジニアは寄生問題を早期発見し、what-if分析を行うことで、その後の設計サイクルにおいてコストのかかる反復作業を最小限に抑えることができ、コストと時間をさらに削減できるようになります。 

Diakopto logo

Ansys、Diakopto買収に関する正式契約を締結

「Diakoptoの強力なエンジニアリングエクセレンスの文化と、革新的で高度に差別化された製品は、当社の組織と自然な一体感を生み出すものです。AnsysファミリーはDiakoptoチームを大歓迎したいと思っています。Diakopto独自の手法を取り入れることで、設計技術者はAnsysを使用して数十億のエレメントの中から問題を生じさせているいくつかのエレメントを迅速かつ簡単にピンポイントで特定できるようになります。そして、設計を最適化し、より効率的にデバッグを行ってICのパフォーマンスや信頼性を向上させることで、市場投入までの期間を短縮することができます。今回の買収はAnsysのエンジニア向けの既存製品やサービスを補完するもので、Diakoptoの直観的ですぐに使える体験によって、集中的なトレーニングも複雑な設定や構成の手間も不要になります」(Ansys、製品担当シニアバイスプレジデント、Shane Emswiler)

「本日の発表は、志を同じくしてイノベーションの最前線に立つ2つの会社を一体化させるものであり、当社はAnsysファミリーの一員になることを非常にうれしく思います。Ansysに加わることで、私たちは間違いなく、IC設計のワークフローにおいてこれまで以上に幅広い問題を解決できるようになり、お客様により性能を強化した製品を提供して、データセンターや5G、自動車、モバイルアプリケーション向けのハイテク設計においてより多くのイノベーションを進められるようになります。」(Diakopto、最高経営責任者(CEO)兼CTO、Maxim Ershov氏)

Ansysについて

Ansysのシミュレーションは、ビジョナリーカンパニーが世界を変える革新的アイディアを、設計から現実のものにするために活用されています。50年以上にわたり、Ansysのソフトウェアは、様々な業界のイノベーターがシミュレーションの予測能力を活用して、限界を越えることを可能にしてきました。持続可能な輸送手段から高度な半導体まで、衛星システムから救命医療機器まで、Ansysは人類の進歩における次なる大きな飛躍の原動力となります。

確信をもって飛躍へ

1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、https://www.ansys.com/ja-jpをご覧ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。

アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のエンジニアリングシミュレーションソフトウェア、およびシミュレーションによるソリューションを日本のお客様に提供するために、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。

Forward Looking Information

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ANSS-F