Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
DATE: 4/5/2023
PRESS RELEASE
ペンシルベニア州ピッツバーグ、2023年4月5日― Ansys (NASDAQ:ANSS) は、燃料電池技術を開発するGlobe Fuel Cell Systems (以下、Globe社) がAnsysのシミュレーションソフトウェアを採用し、物流システム全領域でのカーボンニュートラル実現に向けた水素燃料電池および燃料電池システムの開発コスト削減に成功したことを発表しました。これらの目標には物流センターや倉庫、病院など、業界を横断した情報の最適化や自動化も含まれ、Globe社の顧客の脱炭素化を支援します。
水素ベースの燃料電池システムにとって重要なのは温度調節機能です。システムの最適化に何らかのミスが生じると、エネルギー変換に悪影響を及ぼしかねません。燃料電池システムの冷却を促し、予期せぬ温度変化にも対応するために重要なのが、気体の流れです。Globe社にとって、この過程の精度を高めるには、1つのループ内で効率的に質量流量、温度降下、流量分布を把握する必要があり、これには多くの時間と物理テストが必要でした。
Globe社は数値流体力学(CFD)の解析にAnsysシミュレーションを使用することで、冷却ループの性能を迅速に検証し、温度要件の検証に必要なシステムの反復回数を削減しました。燃料電池システム全体のコンテキストで冷却ループをシミュレーションすることで、Globe社のエンジニアに必要な気体の流量を把握すると同時に、システムパフォーマンスの最適化に必要なあらゆる物理的適応を特定できます。このアプローチにより、Globe社は開発コストを15万ドル以上削減しました。現在、Globe社の認証プロセス上、シミュレーションはきわめて重要な要素でおり、同社では、システム認証を迅速かつ事前の予測通りに得られるよう、システムの拡張可能性を一層加速する取り組みを進めています。
「世界が脱炭素社会を目指す上で、運輸業界は極めて大きな役割を担っており、ここで重要になるのがスピードと信頼性です。Globe社の研究開発チームはAnsysシミュレーションに加えてCADFEMからの助言を得て、現実世界で安全に動作することを確信した上で、新しい製品の開発を加速すると同時に、カーボンニュートラルを目指すお客様に応えることができます。」(Globe Fuel Cell Systems共同創業者兼最高技術責任者(CTO)、Bernhard Wienk-Borgert氏)
「カーボンニュートラルの達成にはとてつもない努力が必要であり、現在の気候危機に対処できるかどうかは水素燃料電池技術のような新規ソリューションにかかっています。シミュレーションによって、燃料電池技術のスケールを即時に拡張する機会が得られるため、開発期間を短縮し、燃料電池スタックのコストを削減して、以前ならお客様にとって夢物語でしかなかったような無数の可能性を、市場に素早く展開できるようになります。」(Ansys 最高技術責任者、Prith Banerjee)
Ansysのシミュレーションは、ビジョナリーカンパニーが世界を変える革新的アイディアを、設計から現実のものにするために活用されています。50年以上にわたり、Ansysのソフトウェアは、様々な業界のイノベーターがシミュレーションの予測能力を活用して、限界を越えることを可能にしてきました。持続可能な輸送手段から高度な半導体まで、衛星システムから救命医療機器まで、Ansysは人類の進歩における次なる大きな飛躍の原動力となります。
確信をもって飛躍へ
1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、https://www.ansys.com/ja-jpをご覧ください。
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アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のエンジニアリングシミュレーションソフトウェア、およびシミュレーションによるソリューションを日本のお客様に提供するために、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。