Skip to Main Content

  

PRESS RELEASE
DATE: 3/1/2022

SiPearl社、ヨーロッパのスーパーコンピュータのチップ開発にAnsysのパワーサインオフソリューションを採用

SiPearl社はヨーロッパの新しい最先端のマイクロプロセッサーの消費電力と信頼性の目標達成のために業界をリードするAnsysのマルチフィジックスプラットフォームを適用


主なハイライト

  •  SiPearl社は、ヨーロッパにおけるエクサスケールスーパーコンピューティング用のエネルギー効率の高い新たなマイクロプロセッサーの設計に求められる極めて低い電力消費目標に合致させるようAnsysの半導体向けソフトウェアRedhawk-SCを採用しました。
  • チップの消費電力を最小限にし作動信頼性を確保するためにAnsysの予測精度の高いマルチフィジックスシミュレーションプラットフォームが用いられています。
  • SiPearl社はAnsysのソリューションを用いて、先進ノードの半導体技術でハイパフォーマンスコンピューティングチップの開発を進めていきます。

ペンシルベニア州ピッツバーグ、2022年3月1日 ― SiPearl社はエクサスケールスーパーコンピューティングを目指すEuropean Processor Initiative(EPI)コンソーシアムの目的の一つとしての世界クラスのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)マイクロプロセッサーファミリーを開発するためにAnsys(NASDAQ:ANSS)のツールを採用しました。SiPearl社は最高クラスのAnsys RedHawk-SC™マルチフィジックスシミュレーションプラットフォームを活用して、Rheaマイクロプロセッサーファミリーの半導体パワーインテグリティの検証、電力消費の最少化、開発時間の短縮を実現します。

Rheaは、ミッションクリティカルな半導体においてヨーロッパの技術主導権を確保する高性能で低消費電力のマイクロプロセッサーファミリーです。SiPearl社はRhea 開発のためのマルチフィジックスサインオフにAnsys RedHawk-SCパワーインテグリティおよび信頼性解析プラットフォームを使用します。SiPearl社のシステムオンチップ(SoC)によってヨーロッパのスーパーコンピュータは1秒間に100京(10の18乗)回の驚異的な計算処理が可能となります。

SiPearl Rhea chip

SiPearl社は、Ansys Redhawk-SCを使用して、高性能かつ低消費電力のマイクロプロセッサーファミリーRheaを開発予定です。

「Ansysの業界をリードするシミュレーションプラットフォームにより、当社のマイクロプロセッサーの低消費電力と高信頼性が確保されます。Ansysの世界クラスのRedHawk-SCサインオフソリューションを用いて、当社は業界をリードする性能を達成し、将来のヨーロッパのスーパーコンピュータ向けのプロトタイプをタイムリーに提供することができるようになります。」(SiPearl社、創設者兼CEO、Philippe Notton氏)

SiPearl社は、科学コミュニティ、スーパーコンピューティング研究団体ならびにIT、エレクトロニクスおよび自動車業界での主要企業にわたる27のEPIパートナーと協業し、2022年から2023年までにRheaと名付けられた第一世代のマイクロプロセッサーファミリーを開発し、2023年から2024年にはCronosと名付けられた第二世代のマイクロプロセッサーファミリーを発表する予定です。

「先進のシリコンプロセスでは、消費電力管理がチップの設計者にとって最も重要な課題になっています。当社はシリコンファウンドリーや主要な半導体企業と協業し、いくつもの物理効果を統合した高キャパシティなシミュレーションプラットフォームを開発し、高忠実度の結果と最速の結果取得を確かなものにしていきます。」(Ansys、バイスプレジデント兼エレクトロニクス、半導体、光学ビジネスユニットジェネラルマネージャー、John Lee)

Ansysについて

ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、エンジニアリングシミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えたエンジニアリングシミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、 https://www.ansys.com/ja-jp をご覧ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。

アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のエンジニアリングシミュレーションのソフトウェアやソリューションを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。

Ansysができること

お問い合わせ

* = 必須項目

お問い合わせいただき、ありがとうございます。

当社はお客様の質問にお答えし、お客様とお話できることを楽しみにしています。Ansysの営業担当が折り返しご連絡いたします。

フッター画像