DATE: 12/05/2023
PRESS RELEASE
Ansys RaptorX™がSamsung Foundry社の高速設計認定を取得
RaptorX™、Samsungの先端ノード設計における高速信号とデバイスの正確なモデリングに認定
主なハイライト
- Ansys RaptorX™は、Samsungの8nm LN08LPP低消費電力製造プロセスを使用した高速集積回路の設計において、Samsung Foundryの認定を取得
- この検証により、両社のお客様は、5G、WiFi、モノのインターネット（IoT）、無線周波数（RF）、ハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）向けに強化された製品を設計可能に
- 精度の高い回路動作予測により、製品が性能仕様を満たすことを保証
ペンシルベニア州ピッツバーグ、2023年12月5日 –Samsung Foundryは、Samsungの8nm（ナノメートル）LN08LPPローパワープラスシリコンプロセスで製造された高速製品の解析用に、Ansys （NASDAQ：ANSS)のRaptorX™オンチップ電磁界(EM)ソリューションを認定しました。RaptorX™のシリコン検証済みの精度により、両社のお客様はSamsungの製造プロセス機能を活用して、5G、WiFi、自動車、HPCの製品の信頼性とパフォーマンスを向上させることができます。
EMモデリングへの要求は、チップ周波数が増加し続けるにつれて、ニッチなアプリケーションを超えて拡大しています。半導体業界では、 高速製品の開発に不可欠なシミュレーションモデルの精度と信頼性を確保するための重要なステップとして、ファウンドリによる電子設計自動化(EDA)ツールの認証を信頼しています。RaptorX™の精度は、高密度のダミーメタルフィルを含む多数の要求の厳しいレイアウト形状で検証され、そのモデルはシリコン測定値と非常に高い相関性を示しました。回路動作を確実に予測できるため、設計者は製品が期待どおりに動作し、性能仕様を満たすことを確信しながら、製品を最適化できます。
Ansys RaptorX™は、Samsung Foundry社の認定を受け、インダクタコイルを備えたこの無線周波数（RF）集積回路のような高速シリコンの挙動を正確にモデリングします。
Samsung ElectronicsのVice President and Head of Foundry Design Technology TeamであるSangyun Kim氏は、次のように述べています。「当社の新しいLN08LPP低消費電力プロセスは、高速半導体に対する需要の高まりに対応しています。Ansysとの協業により、お客様は今日の最大かつ最も洗練された高性能設計において、最先端の電磁界およびマルチフィジックスソリューションを利用できるようになります。」
AnsysのVice President and General Manager of the Electronics, Semiconductors, and Optics Business UnitであるJohn Leeは、次のように述べています。「当社のお客様は、Samsungの製造技術の進歩によって可能になる高周波数に依存する次世代のテクノロジー製品を設計しています。RaptorX™の認証は、データ量の多い製品があらゆるレベルで仕様を満たすために必要な精度レベルを達成することを保証します。」
Ansysについて
当社のミッション: 人類の進歩を促進するイノベーションに力を™
Ansysのシミュレーションは、ビジョナリーカンパニーが世界を変える革新的アイデアを、設計から現実のものにするために活用されています。50年以上にわたり、Ansysのソフトウェアは、様々な業界のイノベーターがシミュレーションの予測能力を活用して、限界を越えることを可能にしてきました。持続可能な輸送手段から高度な半導体まで、衛星システムから救命医療機器まで、Ansysは人類の進歩における次なる大きな飛躍の原動力となります。
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