Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
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SPEC Innovations 社はAnsysのシミュレーションソフトウェアを活用することで月面車のデジタルツイン開発のコストと時間を1000分の1に削減
ペンシルベニア州ピッツバーグ、2021年12月1日 ― システムズエンジニアリング大手のSPEC Innovations社は、Ansys (NASDAQ:ANSS)のシミュレーションソリューションを活用して、NASAの「Break the Ice Lunar Challenge」に対応した月面発掘がより容易に行える月面車のデジタルツインの開発を行っています。
SPEC Innovations社は、Ansysの最高水準のツールを用いて、2030年までに、人の月面への長期滞在を実現する新しい技術の確立を目指すという革新的な挑戦のためのクラウドネイティブで費用対効果の高いソリューションを開発しました。月面で操作するためには、ロボットシステムは、水を探索するために地表を詳しく調査すると同時に、月の南極近辺の暗く影になった領域の過酷な環境に耐えうるものでなければなりません。
SPEC INNOVATIONS社は、ANSYSのシミュレーションソリューションを利用して月面車のデジタルツインを開発し、月面での発掘作業の効率化を図っています。画像提供:SPEC INNOVATIONS
SPEC Innovations社は同社のクラウドベースのウェブアプリケーションであるInnoslate をAnsys SpaceClaim 3DモデリングソフトウェアとAGI Systems Tool Kit(STK)解析プラットフォームに統合することにより、デジタルエンジニアリングを用いて、必要な機器数とその電力消費を最少にしながら氷のレゴリス層を発掘し水の採掘量を増やすことを含む第一の目標を達成しました。さらに、Ansysを活用して設計解析をしながらミッションのプロセスを検証し、時間とコストを大幅に削減しました。
「Ansys SpaceClaimによりSPEC Innovations社はコストと時間を1,000分の1に削減することができました。これにより商用オフザシェルフ(COTS)の月面車を素早く改良し、安価な3Dプリンターを用いてロボットアーム、収集容器、フェンダー等の主要な部品を追加することができました。このような開発は他の方法では膨大なコストがかかってしまったでしょう。」(SPEC Innovations社、プレジデント兼COO、Ph.D., ESEP, Steven H. Dam氏)
InnoslateはクラウドベースのAIを活用したソリューションで、プロジェクト管理等の機能を提供し、単一のモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)ツール内でデジタルスレッドを完了することができます。
「デジタルエンジニアリングとデジタルツインは、私たちの世界での次のフェーズのイノベーションとなります。そしてAI、機械学習(ML)やクラウドコンピューティング等を活用することにより、シミュレーションは宇宙開発の最前線に立つことができ、これまで以上の可能性を秘めて、地球から月へそしてさらに遠方へと製品の革新を推進します。」(Ansys、CTO、Prith Banerjee)
NASAの「Break the Ice Lunar Challenge」プログラムは、システムアーキテクチャの革新に注力した第一フェーズが2020年11月から2021年8月まで遂行されました。これからスタートする第二フェーズではシステムの設計と検証が中心に行われる予定です。
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、 https://www.ansys.com をご覧ください。
Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
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