Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
Ansysは、シミュレーションエンジニアリングソフトウェアを学生に無償で提供することで、未来を拓く学生たちの助けとなることを目指しています。
ペンシルベニア州ピッツバーグ、2021年11月2日 ― Oculii社はAnsys(NASDAQ:ANSS)のシミュレーションソリューションを用いて、自動運転車(AV)が周囲の状況をさらに正確に認識することを可能とするレーダーシステム用のAIソフトウェアとハードウェアを開発しています。Ansysソリューションの高い予測精度は、設計をさらに高度に最適化し、設計サイクルを短縮することで、Oculii社のミッションである低コストで高性能の認識手法の実現を支援します。
これまでの長い間、市販のレーダーシステムでは、解像度を上げるためには多くのアンテナが必要で、それに伴いサイズ、コスト、消費電力が大きくなるという設計上の妥協が開発の壁になっていました。このことは安全に動作するために高い精度で運転環境を認識しなければならないAVにとって大きな問題でした。このために現在のAVでは解像度の低さを多様なセンサーを数多く用いることによって補っており、システムの複雑さが増しコストも上昇します。Oculii社の技術は、学習し環境に適応するためにAIを用いて市販のレーダーの持つポテンシャルを最大限に引き出すもので、解像度を100倍向上させることも可能です。
Oculii社は、Ansysのシミュレーションソリューションを用いて、自動運転車が周囲の状況をより正確に認識できるようにするためのレーダーシステム用AIソフトウェアおよびハードウェアを開発しています。(画像提供:Oculii社)
Oculii社はAnsys HFSSを用いて、アンテナとセンサーの配置と性能を含むレーダー伝送の主要な要素を80~90%の予測精度で評価し最適化して、全体の設計を迅速化しました。これにより、低コストで大量生産が可能なハードウェアを使用して優れた解像度が得られるコンパクトなレーダー技術が可能となりました。
「ソフトウェアは基本的にはデータにより改善され、レーダー技術はソフトウェアにより進化します。Ansys HFSSは、設計の最適化が実際の性能にどう影響するかを高忠実度で計測、予測できる、とても有用なソフトウェアです。HFSSを用いて、当社は設計サイクルをより早く終了でき、自分たちの仕事に自信を持てるようになりました。当社はまたAnsysのサポートチームにも感銘を受けています。彼らは多くの課題を解決に導いて、ソリューションを最大限に活用できるようにしてくれたため、レーダーシステムの能力を最大限に引き出すことができます。」(Oculii社、CEO、Steven Hong氏)
アクティブセーフティ機能と他の自動運転技術に対する消費者の要求が高まり、ある市場予測によれば 世界の自動車用レーダーの市場は2026年までに125億ドルに達すると予測されています。レーダーは、AVおよび先進運転支援システム(ADAS)の実現に不可欠で、レーダーの利点は、電波が雨滴、雪や霧など通過することができ、到達距離が長いことにあります。
「AVが安全とみなされるまでには多くのエンジニアリング上の課題が立ちふさがっており、市場ではさらに高性能で低コストの自動運転技術への大きな要求があります。Oculii社との協業により、自動運転用レーダー技術の将来を決定づけるソリューションの活用を促進することが可能となりました。」(Ansys、製品部門バイスプレジデント、Shane Emswiler)
Oculii社は、これまでのソリューションに比べて飛躍的に高解像度、ロングレンジ、高精度かつ低コストであるレーダー用の次世代AIソフトウェアプラットフォームを開発しており、これにより安全性と信頼性が高まります。自動運転車の将来は高性能、全天候型、低コストでスケーラブルな認識技術にかかっており、Oculii社はその実現を目指しています。Oculii社は主要な投資家と戦略パートナーから7,500万ドルの資金を集め、オハイオ州デイトンに本社を構え、シリコンバレーと北京に事務所があります。詳細についてはhttps://www.oculii.com/ をご覧ください。
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、 https://www.ansys.com/ をご覧ください。
Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
ANSS-C