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PRESS RELEASE
DATE: 1/5/2022

Ansys、EasyMile社による電動自動運転車の安全性推進を支援

Ansysの包括的なツールにより、矛盾をなくし自動運転車の認証取得を促進


主なハイライト

  •        EasyMile社は厳密な顧客要件に対応し、政府の安全規制を満たすためにAnsysのソフトウェアを用いています。
  •      Ansys® medini analyzeは、コンセプト、システム、ソフトウェアおよびハードウェアの各レベルで電子的に制御された安全関連機能の分析をサポートしています。

ペンシルベニア州ピッツバーグ、2022年1月5日 ― フランスのトゥールーズに本社を置き、完全電動自動運転技術を提供するEasyMile社は、無人運転車の安全性を実証するためのシングルソースのターンキーソリューションとしてAnsys (NASDAQ:ANSS)のソフトウェアを活用しています。AnsysはフランスのCADFEM社との協力を通じて、EasyMile社のエンジニアが複数のプラットフォームにわたるすべての安全性に関する動作の検証を単一モデルで行うことを可能とし、同社の無人シャトルやトーイングトラクターのソリューションの開発サイクルを大幅に短縮し、市場投入を早め、運用コストを削減することができました。

いずれの電気自動車(EV)とも自動運転のレベル4(L4)で運用され、システムの故障が検知されるまでは完全自動運転を行います。EasyMile社はAnsysのソフトウェアを導入して両方の車両のインフラストラクチャーとコネクテッドアーキテクチャの機能安全分析を行いました。

EasyMile driverless shuttle

EasyMile社のエンジニアはAnsysを使用することで、同社の無人シャトル(写真)やトーイングトラクターのソリューションの開発サイクルを大幅に短縮し、市場投入を早め、運用コストを削減することができました。出典:EasyMile社

自動運転車(AV)の機能の安全な作動は高レベルの情報に依存しています。AVの機能を支えるリアルタイムのデータ処理は、LiDAR、レーダー、カメラ、IoTセンサー、GPS、ナビゲーションソフトウェアの複雑なシステムからの入力によって駆動されており、これらすべてが協調して車両周辺の360°の認識を行います。このレベルでの安全性を証明することは難しく、このようなこれまでにないシステムの複雑なアーキテクチャを管理するためには、明確に定められた手法とツールが必要です。

Ansysのソフトウェアを用いて、EasyMile社は同社の非常に複雑なAVシステムのアーキテクチャを解析するために必要なすべてのツールを備える単一のソリューションを確立しました。Ansysの支援を受けて、EasyMile社は安全分析の明確なガイドラインを設定し、またお客様や政府の規制機関に向けてAVソリューションの安全性を実証するための独自のテンプレートと関連書類を作成しました。

「これまでは当社のお客様に製品の安全性を実証することは困難でした。Ansys medini analyzeを活用することによってプロセスを効率化し、それらをお客様が理解できるようにまとめることができました。Ansysの支援を受けて、当社は自動運転車の安全性に関する将来の規格を形作るサポートをしています。」(EasyMile社、R&D部門、Romain Dupont氏)

Ansys medini analyzeは電子制御された安全関連機能の安全分析を行うソフトウェアツールセットです。これによって自動運転車に固有の業界ガイドラインを一貫して効率的に適用することが可能となり、分析中の矛盾をなくして認証を加速します。

「自動運転車の技術は大変急速に進化しており、メーカーやOEMはこの非常に複雑なシステムの実現性を確実に試験し実証する課題を抱えています。当社は、今後も変化し続ける安全基準を満たすようにAnsys medini analyzeを進化させ、お客様の成功をサポートしていきます。」(Ansys、製品部門、シニアバイスプレジデント、Shane Emswiler)

Ansysについて

ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、https://www.ansys.com をご覧ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。

アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。

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