テクノロジー業界の女性たち: 働く母親に対する偏見を打破する

2021年には、米国の労働人口の50.04%¹が女性であり、前年の49.7%から増加しました。その50%のうち、1/3²には18歳未満の子供がいます。働く母親には、本業と世話という２つのフルタイムの仕事があります。高度教育を受けた女性の約22%³がフルタイムの世話をする人である一方で、専業主夫の男性はわずか1.5%³に留まっています。COVID-19は助けにはなりませんでした。パンデミックのため、働く母親の33%⁴は、仕事を減らすか、仕事を辞めることを検討しました。 

しかし働く母親は、友人、家族、雇用主からの強力なサポート体制があれば、どちらかを犠牲にすることなく、仕事と家庭で活躍することができます。 

共通のテーマ

私たちは、2022年国際女性デーのテーマである「偏見を打破する」についてAnsysの女性数人と話し合いました。会話には、エンジニアリングでの女性への期待という共通のテーマがありました。 

Ansysの教育開発マネージャーであるSoma Chakrabartiは次のように説明しています。「女性は自分を諦めなければならないというのは奇妙な考えです。人はこの考えを女性に課すべきではありません。つまり、多くの女性は結婚することはないと考えて、エンジニアリングに来ません。しかし、これは誤りです。」  

ChakrabartiはインドのUniversity of Calcuttaに通い、化学技術の学士号と修士号を取得しました。デリーのIndian Institute of Technologyで生物化学工学の博士号を取得しました。「この間、多くの親戚が父に尋ねました。なぜ娘を結婚させないのか。彼女は何をしているのか」

働く母親への期待

適切なワークライフバランスを維持することは、働く母親は言うまでもなく、誰にとっても難しいことです。Buckley Friedberg⁵は、仮想ソーシャルメディアの投稿で、母親に求められるすべてのものを次のようにユーモアを交えて説明しています。 

• サンタクロース
• イースターバニー 
• 歯の妖精
• 誕生日プランナー 
• うんちの世話役
• 失くしたものを探す人 
• けんかの仲裁者

お母さんはPinterestのような家庭を持つことが期待されているだけでなく、キャリアでも優れていることが期待されています。しかし、女性が生きた人間を生み、数ヶ月、あるいは数週間その成長を見守りフルタイムで仕事に戻るとなると難しいことです。働くお母さんであることの感情的および物理的な疲労が、その肩に重くのしかかっています。これらの期待の中で、高度な教育を受けた、子供を持つ女性の43%⁶が一定期間仕事から離れる事実は驚くことではありません。

STEM分野の女性: 二重の打撃 

大学院生、学部生を問わず、STEM学生のおよそ35%⁷が女性です。すべての航空宇宙エンジニアのうち女性はわずか12.5%⁸です。  

AnsysのテクニカルアカウントマネージャーであるSwati Saxenaは次のように説明しています。「この部屋にいる女性はおそらくあなただけでしょう。エンジニアリングの女性大学院生はそれほど多くありません。」 

2003年から2010年にかけて実施された調査⁹ によると、「新米の母親は2010年までに、STEM分野のパートタイム労働（11％）、STEM分野以外のパートタイム労働（6％）、または完全に離職（15％）のいずれかに切り替えています。」この調査では、こうした傾向は、しつけや人種、その他の人口統計学的要因に関係なく起こることがわかっており、母親に選択を迫るのは、母親としての義務とSTEMキャリアの需要が絡み合った状態であることが示唆されています。

Saxenaは航空宇宙エンジニアリングの学士号、修士号、博士号を取得しています。彼女は現在、Ansysの主要な企業連邦航空宇宙および防衛アカウントの一部をサポートしています。彼女は、エンジニアリング分野の女性が直面するある課題について、2年前に第一子を出産するまで思いつかなかったと説明しました。次のように述べています。「女性はもっと多くのことを経験します。女性は間違いなく、赤ちゃんなどに対してもっと多くの責任を負っています。」

エンジニアリングにおける女性の偏見を打ち破る方法

解決策は、働く母親であろうと、専業主婦であろうと、あるいはまったく母親でなかろうと、女性がどんな決断を下してもサポートすることです。 

AnsysのライセンスコンプライアンスマネージャーであるChristy Wengは、彼女の最大の成果は娘を持ったことだと説明しました。彼女は次のように述べています。「仕事と母親であることの2つのバランスをとる必要があります。そのためには強力なサポート体制が必要です。」

3人の女性によって、家族や友人、職場を通じて強力なサポート体制を構築していることが成功につながっていることが強調されました。Chakrabartiは、働く母親を本当に支援するためには、社会的、文化的な変化も必要であると提言しています。  

 現在イギリス在住のChakrabartiは次のように述べています。「私がここで目にすることの1つは、母親が長い産休を取得することです。父親にも育児休暇が与えられています。

私たちは、女性にワークライフバランスをとるための十分な余地と機会を与え、女性を評価しないようにしなければなりません。私は幸運なことに、経営陣から非常に強力なサポートを受け、柔軟なスケジュールで仕事をすることができ、同時に家族の世話をすることができました。」 

この国際女性デーでは、働く女性が好きなキャリアで働くか、家族の世話をするかのどちらかを選ばなければならないという偏見を打ち破りたいと思います。Ansysでは、男性と女性の両方が成功することができるという事実に誇りを持っています。Ansysが従業員をサポートする方法の詳細については、採用情報のページをご覧ください。

Ansysの女性が職場でどのように成功を収めたかについて述べている。

参考文献

1. The Employment Situation - Bureau of Labor Statistics、U.S. Department of Labor。  
2. About Two-Thirds of the 23.5 Million Working Women with Children Under 18 Worked Full-Time in 2018、U.S. Census Bureau。2020年5月8日。
3. A quantum leap for gender equality: For a better future of work for all、International Labour Organization。2019年3月7日。
4. For mothers in the workplace, a year (and counting) like no other、McKinsey & Company社。2021年5月5日。
5. Mom's viral post on society's expectations of working moms gets standing ovation on Facebook、Good Morning America。2019年4月23日。
6. Why 43% of Women With Children Leave Their Jobs, and How to Get Them Back、The Atlantic。2013年4月19日。 
7. Digest of education Statistics、National Center for Education Statistics。 
8. Aerospace Engineer Statistics and Facts in the US、Zippia。 
9. The changing career trajectories of new parents in STEM、Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America。2019年2月19日。